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Overlapping_Ⅱ

Norizo

Norizo は国内外での展示経験を持ち、複数の展示で作品が完売するなど高い評価と実績を誇る注目の作家です。
彼の制作における根底のテーマは、「ノスタルジー」という感情の動きです。
古本やアンティークの洋服のように、経年変化によるくすみを想起させる独特の色合いは、私たちにふと懐かしさを呼び覚まし、「あの日」のあたたかな記憶へと連れ出してくれます。描かれたこどもの愛らしさに心をときめかせながら、鑑賞者はいつしか自身の幼少期の記憶と重ね合わせ、深く共鳴していくことでしょう。

本展では、「古いヘッドフォン」と「古いぬいぐるみ」という2つの象徴的なモチーフに焦点を当て、空間全体をそのノスタルジックな空気感で静かに包み込みます。
Norizo の作品は、今と過去を自由に行き交うための「装置」として、私たちを特別な感覚へと導いてくれます。
時が幾重にも重なり合う体験を、ぜひご堪能ください。

Art-Hackの企画による個展です。
Overlapping_Ⅱ

AUDIO GUIDE

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A narrated introduction to the artist’s path and what makes the work distinctive. Listen at the venue or right here on this screen.

ARTIST

Exhibiting Artists

Norizo

Norizo

Born 1977, 長野県

私は、時間と共に消える何か——失うことで得られる何かを描いています。
作品に登場する古いモノは、かつての、ある時代の憧れを具現化したものでした。未来への憧憬を抱きながらデザインされた形は、今や摩耗し静寂の中にあります。
また、作品に登場する子供たちは、古い記憶に接続する媒介者です。そして古いモノが自然の流れの中で変容しながら朽ちていく時間と対比されつつも並走しながら、子供たちの時間は前へと向かっていく存在でもあります。
私は、デジタルと油彩の対話を通じて一枚の絵を構築します。デジタルで組み立てた構図は、時に私でも思いもよらない構造を見せてくれます。それを油絵具の重層的なマティエールへと翻訳していきます。その結果生まれる画面は、構造的であると同時にデジタルとアナログの蓄積でもあります。「今」作られたものでありながら「ずっとそこにあった」かのような感覚を目指します。
感傷としてのノスタルジーではなく、知覚としてのノスタルジー。
すでに過去になりつつあるものを、現在において再認識するという、時間の重なりを描きます。
古いモチーフとキャラクターを通じて、特有のノスタルジーを探求するアーティスト。単なる感傷にとどまらず、時間を蓄積した物理的な存在感を、デジタル技術とアナログな油彩の融合というアプローチでカンヴァスに定着させる。近年はフランスをはじめとした国外での展示に多数参加し、現在は長野を拠点に制作を続けている。
1997年 東京デザイナー学院 イラストレーション科 卒業
2007年 講談社フェーマススクールズ(KFS)卒業

Audio GuideThe artist’s path and highlights of the work